盗塁は陸上のダッシュとは違う
こんにちは。
理学療法士・スポーツ動作改善トレーナーの室田です。
今回は盗塁について考えてみたいと思います。
❏チームに足がそこまで速くないのに盗塁の成功率が高い選手はいませんか?
不思議ですよね(笑)
全然自分の方が50m走は速いのに、盗塁となると話が別・・・(笑)
つまり盗塁とダッシュは別ということになります。
❏27.431mでいかに加速できるか!
盗塁の成功率を左右するのは
① 投手のモーションを盗み、いかに速くスタートが切れるか
② 短い距離でどれだけ加速できるか
です。
今回は②の「短い距離でどれだけ加速できるか」についてお話します。
まず、塁間の距離は「27.431m」です。
盗塁の成功率を上げるには、この短い距離でいかに加速できるかが重要です。
❏足の回転率を上げる
27.431mという短い距離で加速するためには足の回転率を上げる必要があります。
50m、100mの選手の走り方を見ると歩幅が大きく上体が上を向いています。
一方、盗塁王を2回取っているホークスの本多選手を見ると、上体は下向いており歩幅はそこまで大きくありません。
このことから盗塁は陸上のダッシュとは異なり、頭の位置を低く保ったまま歩幅を狭くして足の回転数を増やすことが重要です。
こちらの動画に本多選手の盗塁のシーンが出てくるので見ていただけたらと思います。
また、動画の中で本多選手は「投手が投げてからスタートをきる」と言っています。
投手のモーションを盗まなくても加速ができればスタートが多少遅くてもセーフになれるのです。
盗塁の成功率を上げたい選手は50m走やワーク走ではなく30mをいかに速く走れるか練習すべきです。
30mで加速するには回転数を上げることに加え、床反力をいかに推進力に変換できるかも重要です。
その方法は以前のブロクを読んでいただけたらと思います!
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テークバックは肩甲骨を内転させると思っていませんか?
こんにちは。
理学療法士・スポーツ動作改善トレーナーの室田です。
今回は、テークバックについてお話します。
❏出力さえしっかりできてたらテークバックはそこまで重要でない
テークバックは「どうでもいい」はさすがに言いすぎ(笑)ですが、現在の野球界はテークバックやトップの動作にこだわりを持ちすぎではないでしょうか。
もちろん大事ですが…
しかし、実際にボールを離すのは「リリース」です。
リリースさえ上手くできればテークバックやフォローはそこまで重要視する必要はありません。
テークバックやフォローは正しい「リリース」を作ろうとすればそれに合わせて自然と綺麗になります!
トップで肘が上がらない選手はテークバックの仕方が悪いのではなく、正しいリリースの位置が理解しておらず、なんとかボールを離そうとするために肘が下がってしまうのです。
❏チャップマンのテークバック
この画像を見て多くの方は
「背中側でテークバックしている」
「肩甲骨を内転している」
と思う方が多いと思います。
確かに肘は背中側に入っています。
しかし、
チャップマンは背筋や肩甲骨内転筋を使って肘が背中側に入っているわけではありません!
もし背筋や肩甲骨内転筋を主動作筋として使っていたらこのようなフォローをとることは中々難しいです。
つまり、テークバックで肘が背中側に入っているのは「肩甲骨を内転している」のではなく、「肩甲骨は自然と内転される」ということになります。
では、どの筋肉を使い、どこを意識してテークバックしているのでしょうか?
知りたい方はぜひ一度指導を受けていただけたらと思います!
❏まずは身体の前面でテークバックを行うことが重要
チャップマンが背中側に肘が入るのは肩周囲に柔軟性があるためです。
日本人選手のテークバックを見るとほとんど身体の前面で行っています。
チャップマンほど肩周囲に柔軟性があり、正しい位置でリリースができれば肘が入っても大丈夫です。
注意していただきたいのは、「肩甲骨を寄せるテークバックがよい」と誤解することです。
テークバックを意識したところで正しいリリースができないと意味がありません。
リリースは身体より前で行う動作なので、肩甲骨を寄せて背中側でテークバックをしてしまうと不合理となります。
なので重要な順序としては
「リリース」→「テークバック」
です!
私は動作指導を行う際に「リリース」を変えるだけで自然とテークバックをよくできます。
まずは正しいリリースを理解することです。
では、正しいリリースとは?
お問い合わせ↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf5T_RZ3DHyfaTgcoZnB5d7EDq7_C345xHBPN8ObBGzt5YSPw/viewform
筋トレだけしても動作は良くなりません!
こんにちは。
理学療法士・スポーツ動作改善トレーナーの室田です。
今回は、私が臨床を通して感じたことについてお話します。
❏そもそもなぜそこに筋力低下が生じるのか?
立位姿勢が良くない、歩き方が良くない。
などといった患者様にその動作の原因となる筋に対しトレーニングを行う場面をよく見かけます。
しかし、そもそもなぜその患者様はその筋肉に筋力低下が生じてしまったのでしょうか?
それは、神経系の問題がない限り日常生活の身体の使い方が原因です。
普段の動作で使えていない筋肉に対しトレーニングを行うことで筋力が強化できたとしても、
結局正しい使い方がわからなければ動作はよくなりません。
❏身体の使い方を変えることで筋力は自然と向上する
筋力トレーニングをしなくても身体の使い方を良くすることで、弱っていた筋に血液が流れ出し、自然と強くなります。
立位や歩行でいえば、
「体重を足のどこにかけるか」
「どういうイメージを持って歩くか」
を指導するだけで動作は自然と良くなります。
❏筋トレも大切!!
もちろん筋トレも大切です。
特に神経系に問題がある方は筋と脳との回路を再生しないといけないので重要となります。
神経系に問題がない方でも筋トレをすることによって動作の習得を早めることができます。
重要なのは普段からその筋肉が使える姿勢・動きづくりを行うことです。
そのためにはセラピストが教科書に載っている以上の「高いレベルでの正常動作」を理解している必要があります。
その高いレベルでの正常動作を知りたいそこのあなた!(笑)
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トップ選手の足首は細い
こんにちは。
理学療法士・スポーツ動作改善トレーナーの室田です。
今回はトップ選手の足首に着目したいと思います。
❏トップ選手は足首が細い
「ネイマール選手」
「フェデラー選手」
「ダルビッシュ選手」
「大谷選手」
大谷選手は今回足を怪我しましたが、決して足首が細いから怪我をしてしまったということではありません。
噂では足関節後方インピンジメントと言われていますが、これは本来ない場所に骨片ができ、周辺の組織が挟まれることで痛みが出現します。
大谷選手はピッチングの際に足関節を底屈し、しっかりと地面を捉えています。
この足関節の底屈を繰り返し行うことで生じる「オーバーユース」が問題です。
話はそれましたが、なぜトップ選手は足首が細いのかを解説します。
❏足にもインナーとアウターがある
トップ選手の足首が細い理由はインナーマッスルが使えているからです。
足のインナーと言われてもピンと来にくいので簡単にあげていきます。
・後脛骨筋
・長腓骨筋
・長母趾屈筋
・長趾屈筋
これらの筋肉の腱は足首の周辺を通るのでうまく使えている選手は足首が細くなります。
またインナーが働くことができるとアウターとなる下腿三頭筋は活動したい時にできるようになるので瞬発性なども向上します。
❏足のインナーを使う方法
足のインナーを鍛えるためには先程の筋の運動方向にトレーニングを行うことで可能です。
しかし、トレーニングをすることで筋力がアップしても実際に使えないと宝の持ち腐れになってしまいます。
足のインナーを正しく使うためには、足の裏への「体重の乗せ方」が重要となります。
では、足の裏のどの部分に体重を乗せればよいのでしょうか?
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肩甲骨を胸郭上にロックすることで大きなエネルギーが生まれる
こんにちは。
理学療法士・スポーツ動作改善トレーナーの室田です。
今回は自分の筋力以上に大きなエネルギーを出力する方法についてお話します。
❏出力するのは身体の前面
スポーツ動作において重要なことは身体の前面で動作を行うことです。
物を押す時に手の位置が前にあると力強く押せますが、手の位置が身体よりも後ろにあると押す力も弱くなってしまいます。
奥にいる方は身体の前面で出力できていますが、手前にいる方は後面で出力しています。
前で出力できると胸筋や腹筋、前鋸筋を使って強く押すことができますが、後ろで出力すると背筋優位に押してしまうのです。
前鋸筋↓
なぜ、背筋優位に押すことが良くないのかを説明します。
❏肩甲骨を胸郭上にロックすることで大きな力が生まれる
前鋸筋を使うことで肩甲骨を胸郭上に固定することで肩甲骨と胸郭が一つの「剛体」となり、筋力以上に大きな出力を得ることができます。
前鋸筋を使うためには、身体よりも手が前面の状態で動作を行う必要があります。
投球動作のトップで比較してみましょう。
身体の後面で動作を行い、背筋を優位に使ってしまうテークバックがこちら↓
身体の前面で動作を行うことができるテークバックはこちら↓
多くの選手の動作改善指導を行ってきましたが、背筋を優位に使っている選手がたくさんいます。
これは、
「腕のしなりが大事」
「しっかり胸を張れ」
などと誤った指導をしてしまっている方がいるからかもしれません。
以前のブロクでもお話しさせていただいたように腕のしなりは自然とできるものなのです。
しかし、いきなり身体の前面で動作をしようとおもっても中々難しく感じる方も多いと思います。
それを行うには「コツ」があります。
ぜひ、お問い合わせください!
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着地は自然と決まる
こんにちは。
理学療法士・スポーツ動作改善トレーナーの室田です。
今回は、投球動作の着地動作についてお話します。
❏着地は前後の動作の「結果」
着地で膝が内に入ったり、もしくは外に割れてしまったりする方は多くいらっしゃいます。
そこではほとんどの場面で、
「まっすぐ踏み込みなさい」
という指導をする、もしくは受けます。
この指導で着地動作が良くなることで、その前のステップ動作や後のリリース動作が良くなるのであればその指導は正しいと思います。
しかし、着地動作は良くなってもその前後の動作がうまくいかない方が多いのではないでしょうか?
つまり、着地動作は前後の動作の結果であり、自然とまっすぐ踏み込める状態が理想です。
❏着地は上体の回転に左右される
実は着地動作はステップ動作ではなく回転動作が正しくできるかどうかに左右されます。
例えば膝が内に入ってしまう方は、回転に入る際に背骨を反りながら回転してしまう方がほとんどです。
外に流れてしまう方は、身体の開きが早い方に多いです。
着地が悪いからといって、ステップ動作〜着地動作の練習をしても、いざボールを投げようとするとうまくいかない方がいるのはこのためです。
つまり、ステップ動作だけでなく回転動作もうまくできないと膝が割れてしまうのです。
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最も重要なのは「リリース」
こんにちは。
理学療法士・スポーツ動作改善トレーナーの室田です。
今回は、投球動作を改善する上で最も重要なことについてお話します。
❏あなたはどこから動作改善を行いますか?
投球動作を大きく分けると、
ワインドアップ、ステップ、トップ、しなり、リリース、フォロースルー
こんな感じでしょうか!
グラウンドでは、あらゆるところから動作改善を行われると思います。
❏最も重要なのは「リリース」
リリースが重要な理由は、当たり前ですがボールを手放す瞬間だからです。
ボールを手放す瞬間のフォームが悪かったらキレのあるボールを投げることができません。
❏「リリース」から逆算してフォームを作る!
リリースのフォームがしっかりできると、その前のトップやしなりなどの動作は正しいリリースの位置を作ろうとするため自然とできるようになります。
よく、ステップが大事!トップが大事!と耳にします。
それももちろん大事です。
しかし、ステップやトップができたからといって「リリース」が決まらないと意味がなくなってしまいます。
私もトップやステップからアプローチをすることがありますが、それは正しい「リリース」を理解し、そこに繋げることができるからです。
では、正しいリリースとはどのような形なのでしょうか?
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