足部のアーチを作る調整方法
こんにちは。
RANGE body 代表トレーナーの室田です。
本日は「足部のアーチを作る調整方法」についてお話します。
❏アーチを作る上で重要な骨
足部のアーチが低下している方は「舟状骨」の動きが悪くなっています。
アーチを上げるには、ただ舟状骨の位置を高くすればよいのではなく、舟状骨と関節する距骨、立方骨、楔状骨(内側・中間・外側)と分離して舟状骨自体を「単独」で動かせる必要があります。
❏舟状骨を単独で動くようにするには?
舟状骨を単独で動かすには、前脛骨筋や下肢伸筋支帯の癒着をとることが効果的です。
❏調整方法
舟状骨を単独で動かす調整法を具体的にご紹介します。
まずは、舟状骨自体を捉え、回外方向に動かします。
リリースは、最大外旋位まで動かした後、関節面を滑らすようなイメージで少しスピードをつけて動かすことで緩みます。
次に、前脛骨筋と下肢伸筋支帯を牽引を用いてリリースします。
同じくリリースをする際は、前脛骨筋・下肢伸筋支帯と舟状骨の間を引き剥がすイメージで少しスピードをつけて行います。
その他にも足底腱膜や腓骨筋腱や骨自体を一つずつバラバラに動かせるように調整を行います。
❏実際の改善例
足根骨部分に窪みができています。
片脚立位時の比較です。
アーチが高くなっているのがおわかりいただけると思います。
ぜひ、舟状骨を「単独」で動かす調整を行ってみてください。
足根骨や筋を一つ一つ自在に動かすことができると外反母趾やO脚、腰痛の改善も可能となります。