バッティング改善 Before After
こんにちは。スポーツパフォーマンス改善トレーナーの室田です。
今回は最近実際に指導させていただいた高校生のBefore Afterをご紹介したいと思います。
遠方で遅い時間での出張指導でしたので画質が悪くなってしまいますがご了承ください。
❏Before
こちらは着地の場面です。 両膝が前方に抜けてしまい、地面からの反力を受け止めることができず逃げてしまっています。
次にインパクト時の画像です。
着地時に膝が抜けたことで腹部が緩み、肘も抜けやすくなってしまったことでバットが前に出るのが早くなっています。
そのためインコース高めしか振ることができません。
❏After
着地で膝が抜けなくなり、股関節と腹部で地面からの反力を受け止めることができています。 受け止めることができるようになったため床反力をスイングのエネルギーとして変換することができます。 これができると当たり前ですが自分の力以上のパワーが発揮されます。
続いてインパクトです。
着地で膝が抜けなくなったことで腹部が締り、肘が抜けなくなったことで手打ちではなくなりました。これにより、Beforeではインコース高めしか振れなかったのがAfterではバットが遅れて出てくることができるためどのコースでもとらえることができるようになりました。
わかりやすいようBefore Afterを並べます。
・着地
・インパクト
1時間ちょっとの指導でここまで変わりました。
❏大切なのは動作を変えることではない
自分はあくまでも動作を変えるというのはひとつの手段だと思っています。動作を変えたところで結果が出るとは限りません。
一見同じような動作であってもそれぞれの関節の位置関係や筋の活動具合によってパフォーマンスは大きく変わります。
反対に身体の状態を作ることによって動作は自然と変わります。 ちゃんと捕らえる。ちゃんと飛ばせる。これを実現します。
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スパイダーマンと同じ姿勢ができますか?
先日、映画館に行ってきました。
その中でスパイダーマンが出てくるシーンがあり、ふと思ったのですがスパイダーマンが何気なくとっているボーズって難しそうだな。と(笑)
❏みなさんはスパイダーマンポーズを取ることできますか?
みなさんもやってみてください。
うまくできますか?
ポーズがとれた方もいらっしゃるかもしれませんが背中(胸椎)やお尻の部分に張りがある方がほとんどだと思います。
❏スパイダーマンポーズをとる2つのポイント
このポーズを取るには、大きく2つポイントがあります。
◯一つ目は、股関節の屈曲と外旋がしっかり行えること。
股関節の屈曲と外旋はこちらです。
スパイダーマンポーズはただ深く曲げるだけでなく、股関節を外旋位にできるかどうかがポイントになります。
外旋がうまくできるかどうかは、股関節の内旋筋がしっかり緩み、股関節の外旋筋が求心位で働ける必要があります。 股関節の外旋筋はお尻の中にある筋肉です。
◯二つ目は、背骨一つ一つがしっかりと動くこと 今度は背骨に注目してこちらの画像を見てください。
一見猫背に見えるかもしれませんが、実は、胸椎は普通に立った時と背骨の曲がり具合はあまり変わっていません(両手が地面に付いている分、多少はしていますが)。
人間はもともと胸椎は後弯、腰椎は前弯しています。
スパイダーマンはこの胸椎の後弯は立った時としゃがみこんだ時ではあまり変わっていないということになります。
普通スパイダーマンの姿勢をとろうとすると過度に胸椎は曲がってしまうものです。
胸椎が過度に曲がってしまうとスパイダーマンのように前を向くことができず、下を向いてしまいます。下を向いてしまうと戦えないですね(笑)
なぜスパイダーマンは胸椎が過度に曲がらないかというと、背骨自体に癒着がなく、股関節の屈曲に合わせて腰椎がしっかり曲がることができるからです。腰椎がしっかり曲がることで胸椎が過度に曲がる必要がなくなります。
❏スパイダーマンポーズをとれるようになろう
股関節はもちろん背骨の動きがポイントとなります。 さらにこの2つは、股関節と背骨は連動しています。
人間は動くことで脳が活性化されます。普段からずっと同じ姿勢でいるのではなく、色々な方向に身体が動かせるようにし、股関節と背骨が連動して自由に動かせるようにしましょう。
みなさんはスパイダーマンポーズがとれますか?
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