テークバックは肩甲骨を内転させると思っていませんか?
こんにちは。
理学療法士・スポーツ動作改善トレーナーの室田です。
今回は、テークバックについてお話します。
❏出力さえしっかりできてたらテークバックはそこまで重要でない
テークバックは「どうでもいい」はさすがに言いすぎ(笑)ですが、現在の野球界はテークバックやトップの動作にこだわりを持ちすぎではないでしょうか。
もちろん大事ですが…
しかし、実際にボールを離すのは「リリース」です。
リリースさえ上手くできればテークバックやフォローはそこまで重要視する必要はありません。
テークバックやフォローは正しい「リリース」を作ろうとすればそれに合わせて自然と綺麗になります!
トップで肘が上がらない選手はテークバックの仕方が悪いのではなく、正しいリリースの位置が理解しておらず、なんとかボールを離そうとするために肘が下がってしまうのです。
❏チャップマンのテークバック
この画像を見て多くの方は
「背中側でテークバックしている」
「肩甲骨を内転している」
と思う方が多いと思います。
確かに肘は背中側に入っています。
しかし、
チャップマンは背筋や肩甲骨内転筋を使って肘が背中側に入っているわけではありません!
もし背筋や肩甲骨内転筋を主動作筋として使っていたらこのようなフォローをとることは中々難しいです。
つまり、テークバックで肘が背中側に入っているのは「肩甲骨を内転している」のではなく、「肩甲骨は自然と内転される」ということになります。
では、どの筋肉を使い、どこを意識してテークバックしているのでしょうか?
知りたい方はぜひ一度指導を受けていただけたらと思います!
❏まずは身体の前面でテークバックを行うことが重要
チャップマンが背中側に肘が入るのは肩周囲に柔軟性があるためです。
日本人選手のテークバックを見るとほとんど身体の前面で行っています。
チャップマンほど肩周囲に柔軟性があり、正しい位置でリリースができれば肘が入っても大丈夫です。
注意していただきたいのは、「肩甲骨を寄せるテークバックがよい」と誤解することです。
テークバックを意識したところで正しいリリースができないと意味がありません。
リリースは身体より前で行う動作なので、肩甲骨を寄せて背中側でテークバックをしてしまうと不合理となります。
なので重要な順序としては
「リリース」→「テークバック」
です!
私は動作指導を行う際に「リリース」を変えるだけで自然とテークバックをよくできます。
まずは正しいリリースを理解することです。
では、正しいリリースとは?
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