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一味違う身体の世界へようこそ

便秘を解消する身体の作り方

こんにちは。

 

理学療法士・スポーツ動作改善トレーナーの室田です。

 

今回は、便秘について考えてみたいと思います。

 

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❏便秘になる原因は複数!

 

便秘になる原因はたくさんあります。

 

・腸内環境

・食事のバランス

・排便時に働く筋の筋力低下

・排便時の姿勢の悪さ

 

などなど。。。

 

今回は、この中でも排便時に働く筋肉・姿勢についてご紹介します。

 

 

❏骨盤底筋群

 

排便時に主に活動する筋肉は骨盤底筋群

 

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この中でも、肛門括約筋が排便に大きく関与します。

 

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内肛門括約筋は自律神経に支配されているので随意的に収縮することができません。

 

外肛門括約筋はお尻の穴をギュッと締める時に働き、随意的に収縮することができます。

 

排便時は、内肛門括約筋が弛緩することで便が肛門まで移動できます。

 

つまり、内肛門括約筋が弛緩できないと便が通れなくなり、排便できなくなります。

 

 

❏腹腔・骨盤腔が広がることで内肛門括約筋が弛緩できる

 

先程も述べたように、内肛門括約筋は自律神経に支配されているので随意的にコントロールするのが困難です。

 

このことから、内肛門括約筋を弛緩するには外的な要因が必要です。

 

そこでポイントとなるのが、「腹腔・骨盤腔を広げる」ことです。

 

腹腔・骨盤腔が広がると肛門側に力が働くので、骨盤底筋群が伸張される方向に動きます。

 

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この図でいう下方向の矢印です。

 

これにより、骨盤底にある内肛門括約筋が弛緩し、排便できます。

 

 

❏臍部から5cm下を膨らませることができますか?

 

臍から5cm下に丹田という場所があります。

 

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ここを膨らませると、腹腔・骨盤腔を広げることができます。

 

便秘の方は、丹田を膨らませることができない傾向にあります。

 

 

❏排便時の姿勢も大きく関与!

 

排便時に直腸と肛門のラインが一致することが重要です。

 

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直腸と肛門のラインが一致する姿勢での理想は、実は「和式便器」にしゃがみ込む姿勢です。

 

洋式トイレでこの姿勢は難しいので、洋式の際は、

 

・身体を前かがみにします。

・両膝を外側に向け、がに股の姿勢をとります。

・腰を反らないようにします。

 

これらの点に注意してみてください。

 

 

❏まとめ

 

最近の小学生は和式便器に座れないようです(笑)

 

子供は大人と比べ柔軟性があるので今は大丈夫かもしれませんが、 このままだと将来は便秘で悩む方が増えるのではないでしょうか。

 

今回の記事ポイントとしては、直腸と肛門のラインが一致する姿勢を和式・洋式に関わらずとれるようにすることです。

 

さらに、腹腔・骨盤腔を広げることで、骨盤底筋群をコントロールができることが重要です。

 

便秘で悩んでいる方は、食生活以外に身体の使い方にも着目してみてください!

 

 

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