オスグッド・シュラッター病の予防と対処法
こんにちは。
スポーツ動作改善・身体専門トレーナーの室田です。
今回は、オスグッド・シュラッター病について予防・対処法についてご紹介します。
❏オスグッド・シュラッター病とは
脛骨粗面と呼ばれる筋の付着部が剥がれる成長期に多いスポーツ障害の一つです。
骨の成長に筋の成長が追いつかないことで生じます。
割合としては男子に多く発症します。
特にバスケットボールやバレーボールなどのジャンプ動作が多いスポーツをしている人によく見られます。
また、サッカー選手なども多く発症します。
学校での体育以外はしていないスポーツレベルの低い方でも発症する場合があります。
❏どうしたらオスグッドを予防できるの?
上記したように、ジャンプの着地動作や大腿四頭筋の過活動によりオスグッドは生じます。
予防法としては、大腿四頭筋の活動量を減らしてプレーすることをおすすめします。
以前のブログでもご紹介させていただいたように、大腿四頭筋にはブレーキの作用があります。
以前のブログ↓
日本人と外国人選手のプレースタイルの違い http://murochan.hatenablog.com/entry/2016/05/27/065010
また、ブレーキに加えてジャンプしてから着地の際にも強く活動します。
少しでも大腿四頭筋の過活動を防止するには、「股関節」をよく使うことがポイントです。
例えば、走る時も膝でブレーキをかけて走るのではなく、股関節を使って後ろに蹴りだすように走ります。
これを実現するために、大腰筋をしっかり使います。
お腹の中に足の付根があり、そこから足が動くようなイメージで行います。
次に、着地の際は、衝撃を「膝」で受け止めるのではなく、「股関節」で受け止めるようにします。
このように(笑)
❏オスグッドになった時の対処法
オスグッドになってしまった時は、まず安静に生活しましょう。
骨が剥がれた状態で大腿四頭筋を使い続けてしまうと痛みが増すのはもちろん、骨形成がうまく行かずに今後の選手生命を大きく左右します。
ある程度痛みが落ち着いてきたら「歩く練習」から行います。
ポイントは、膝をつかって歩くのではなく、「股関節」を使って歩きます。
上記したように大腰筋を使うイメージで、お腹の中に足の付根があるイメージです。
もちろん人によって成長は個人差があり、いくら予防しても難しい場合もあると思いますが、できるだけ症状を軽減し、将来も活躍できるようにプレーしてほしいです。
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