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一味違う身体の世界へようこそ

日本人と外国人選手のプレースタイルの違い

こんにちは。スポーツ動作改善・姿勢指導トレーナーの室田です。

 

先日、知り合いの方にヴィッセル神戸のチケットを安くで頂いたので観戦してきました。

 

試合を見ている時に気づいたのは、日本人選手と外国人選手の「下半身の太さの違い」です。

 

❏実は日本人選手の方が下半身が太い  

日本人は外国人と比較して小柄で華奢なイメージがありました。

 

しかし、サッカー選手を見ていると外国人選手の方が下半身が細いのです。

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トップレベル選手は特に細いですね。

 

なぜ下半身の太さが違うのか

 大きな違いはプレースタイルにあります。

 

日本人選手のドリブルやボールの蹴り方を見ていると膝周囲の筋肉を使ってプレーしているように見えます。

 

特に大腿四頭筋という筋肉が強く活動しています。

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このため太ももが太くなってしまいます。

 

大腿四頭筋は、歩いている時や走っている時に膝が崩れるのを防ぐ「ブレーキ」の作用があります。

 

全員ではありませんが日本人選手の多くは外国人選手と比較してこの「ブレーキ」を多く使っています。

 

その証拠にプレー時に身体が前かがみになり、膝が前に出ていることが多いです。

 

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もちろん場面にもよると思いますが、日本人選手の方が多くこの姿勢を取ります。

 

❏外国人選手の身体の使い方

 外国人選手のドリブルやボールの蹴り方を見ていると腹部が伸び股関節から運動している様子が見られます。

 

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腹部が伸び、股関節がしっかり動いていることで膝が前に出ることなくプレーしています。

 

大腿四頭筋ではなく、大腰筋・ハムストリングスを使えるようになろう

・大腰筋

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腹部が伸びるようにボールを蹴ったり、ドリブルしようとすると股関節の前側に付着する大腰筋は伸張されます。

 

伸張されると筋肉は戻ろうとするためその力を使ってボールを蹴ることができます。

 

・大殿筋、ハムストリングス

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大殿筋・ハムストリングスなど股関節の後ろ側の筋肉を使おうとすると大腰筋は伸張されます。

 

また、大殿筋・ハムストリングスが収縮すると股関節を伸展し大腿を後ろにするため、膝が前に出ずにプレーできるようになります。

 

 

日本人選手が日本人の身体の構造を理解した上で、プレースタイルを変えれば世界でもっと活躍できるかもしれませんね!

 

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